ジェットコースター・お台場・鳩の丸焼き(10月の日記)

今年も残すところあと2ヶ月か。実感がない。おそらく実感のないまま一年を終えるだろう。ちょっと前は寒くなってきたな〜と思っていたが、ここ数日かなり暖かくて、地球の調子がおかしいな……と感じる。

仕事の話。今年度になってから残業時間が飛躍的に増えた(定時退社がほぼなくなった)ので、10月から今まで自分がやっていた仕事の一部が他の人に割り振られることになったのだが。割り振られた人がめちゃくちゃ残業していて、相手は小さなお子さん含むご家族がいるので、結構罪悪感に苛まれてしまった。自分は早く帰れるもんなら帰りたいが、残業があってもまあ仕方ない(残業代も出るし)と思えるんだけど……。まあ、この旨は面談で上司に相談するとして、仕事の分担は上の采配で自分の責任ではないので、無意に落ち込まないようにしたい。

日常の話。夕食に鍋解禁したんだけど、野菜が去年よりかなり高くなってて驚く。スーパーに行くたびちょっと落ち込むし、打撃を受けるのはどういう層かを考えると……最悪だ。政治家には現状をよいほうへ変えるための正しい政策をしてほしいと思います。

健康の話。内視鏡の後日談。取った腫瘍は良性のものだったが、癌化する可能性もあるので、1年後ぐらいにまた病院で検査が必要とのこと。ロングスパンだなあ。

読んだ本

musizuwalk.hatenablog.com

小説とそうでない本、1冊ずつくらいは読みたかったけど、ちゃんと(Kindleセールの)積読を崩せたのでOKです。

観た映画

『アステロイド・シティ』

友達が面白かったと言っていたので、気になって観た。ウェス・アンダーソン、『ダージリン急行』『ザ・ロイヤル・テネンバウムス』『グランド・ブダペスト・ホテル』と観たけど、「とにかく細部に至るまで計算された画づくり」「しかしストーリーは捉えどころがなく、後から話の筋を思い出そうとしてもいまいち思い出せない」という印象だったけど、今作も印象はほぼ変わらずだった。でもカラーリング、シンメトリーや画面を分割するような構図、水平・垂直にパンするカメラワークがよくて、いいもん観たな〜という気持ちになった。

『ガールズ&パンツァー 最終章 4話』

面白かった。ガルパン、もはやジェットコースター的なアトラクションだ。ガルパン最終章、ガルパンはいいぞ……で擦られた劇場版と比べて、一作ごとに時間が空いてるからか、ファンが熱狂ムードとはちょっと違った熱量(後方腕組み古参面)なのが心地いい。
ダム穴からの脱出、砲撃による雪崩と、地形を活かした戦術があって、どの試合も新しいことをやろうという気概を感じていいな。観てて若干怖いものがあったんだけど、まあ特殊なカーボンがあるから平気だろう。何気に新しいキャラがバンバン出てきて、特にユリがよかった。

この機会にdアニメストアでテレビ版、劇場版、アンツィオ戦、最終章1〜3章を見直してたんだけど、戦車戦がいいのはもちろんのこと、キャラがかわいスンギ。歳とったせいだろうか? テレビ版からパンチラ・乳揺れといったノイズになるお色気要素はほぼなかったけど、申し訳程度にあった赤面やお風呂シーンなどが展開が進むごとに臭みが抜けて、よかったなと思った。何気にキャラ造形がいい。一人一人名前と顔を覚えるのは難しいけどキャラが薄いわけではなく、グループ単位でこういう人たち、というのが把握できる。学生生活って感じ。オタクとしてはやっぱり歴女チームが一番だろ🦛と思ってたけど、見直してたらみ〜んなかわいかった。萌え。

ジュラシック・パーク』『ジュラシック・ワールド

『パーク』のほう、大昔に見たきりでちゃんと見たことないなと思ったので。A氏がこのシリーズのファンなので話を聞くために、というのもある。
ジュラシック・パーク』は、自分がアフター・ジュラシック・パークの世界に生きているので恐竜が出てくることへの感動は薄かったが、子供嫌いの主人公がトラブルの中で子供たちと心を通わせる様子が、ファミリームービーとしていいな……と思った。あと、ホッとしたら急展開が起こるとか、息を潜めていないといけないシーンでうっかり大きな音を立ててしまうとか、結構ビックリ系ホラームービーっぽい。恐竜が近づくときに水面が揺れる見せ方がよかった。

『ワールド』のほうが巻き込まれる人が多い(開園してるし)分、ガンガンにパニックムービーという感じ。ファミリームービーで子供が感情移入する立ち位置の子供たち(合ってる?)の年齢に幅があって、しかも親たちが離婚しそうで……という感じ、今っぽいな……。あとは、クリプラの人がラプトルを完全に制御できているわけじゃない描き方(犬のように従順に人間に懐く生き物でなく、何を考えているか分からない感じ)がいいな。
エンディングも『ワールド』と『パーク』で時代を感じる部分だと思う。『パーク』の「それであの島は……どうなっちゃうの?」という話のたたみ方、昔の映画っぽい。

ジュマンジ』『ジュマンジネクスト・レベル』

ジュマンジ! Gen Vで擦られていたので。『ジュマンジ』は子供と大人の交流で、大人が子供のために体を張り、行きて帰りし物語で……GOODです。最近この手のオーソドックスなファミリームービーによさを感じるようになった。エンディングがクリスマスであるところもいい。

ネクスト・レベル』は趣向がだいぶ違って、タイプのバラバラな学生たちがたまたま同じ場所で冒険をする、あの手の青春映画のつくりになっている。このブレックファスト・クラブ的なジャンルの呼び方ってあるんだろうか。初代はゲームの世界が現実の世界に侵略してきて、こちらはゲームの世界に入ってしまう話で、後者のほうがありきたりだなと思うけど結構楽しめた。でも初代のほうが好き。アランが父親と仲直りするシーン、これだよこれ!という安心感があった。

その他のこと

・1日(日)

横浜ブルクに『アステロイド・シティ』を見に行く。ファーストデイが土日だと、それだけで映画を観る気分になるからいいな。

・8日(日)

A氏と日暮里にあるカフェに行こうという話になり、日暮里をぶらぶらしているうちに根津神社に行き、東京大学に行った。東京大学教授の上野博士とハチ公の銅像があり、それだけなら分かるが、ハチ公の心臓や内臓のホルマリン漬けが展示されていて(遡って死因等が研究された話が載っていて)、エモーショナルというよりアカデミックだ……と思った。
話の流れで東京ドームシティーに寄り、1時間半くらい並んでサンダードルフィンに乗った。TDR以外でジェットコースターに乗ったの、前回が2018年の富士急ハイランドなので……5年以上前だ。ワーオ。人生でジェットコースターに乗る機会、そんなにないからな。A氏の最新のジェットコースターの記憶が思った以上に最近(2年以内)だったのがやや面白かった。

・14日(土)

A氏の誕生日。お台場で予約したホテルランチをする。祝ってる風で、楽しませてもらってるのはこういういかにもなことをやらせてもらってる自分のほうだと思う。

ランチのコース

この手のやつ、カトラリーをどの順で使うかいつまで経っても覚えられない。

お台場で、名前の覚えられないモール群を見て、なぜか自分がメガネを買ったりして、夜は謎のスケボー場併設のタコス屋に行った。

恋人の聖地にレオリオ

・16日(月)

客先との食事会。普通に憂鬱だったけど、しのはらさんにはよくしていただいて……という社交辞令に嬉しくなった。ブラック前職のときから思ってたけど、自分は仕事がそんなに嫌いじゃないというか、労働は悪!みたいな気持ちがあまりない。人に必要とされることのありがたみをすごく感じる。頑張れば結果が出るし、見てくれる人もいるし。いまは会社にいない営業さんがとってきてくれた得意先だけど、これからはしのはらさんがいるから……と言ってもらえるように頑張ろうと思った。

・18日(水)

名古屋へ出張。あまり馴染みがない先輩と2人きりなので少し億劫だったが、行き帰りの新幹線も何とかなってよかった。お昼は現場に出てたので、15時ごろ名駅で味仙をご馳走になる。行き帰りと現場で、先輩の仕事上の理念を聞いて、おお〜と思った。月曜に引き続き、労働と共にある人生……とも思った。自分は人とうまく関われるほうでないし、愛想もよくないし、なんかこう……そういう性質を主戦場にしなくていいから仕事ってありがたいな、と最近思う。「学業に時間を使える」以外で学生に戻りたいという気持ちは1ミリもないけど、仕事はうまいこと舵取りして長く続けたい。

・22日(日)

友達と久々に遊ぶ。この友達と遊ぶとややセンチメンタルな気持ちになる。よくないと分かっていつつも。

新宿で食べたことのないようなガレットを食べた。この友達と一緒にご飯を食べるとき楽しいところ:1、何が入っているか味の分析をしてくれる。2、しのはらが全然味を分析できないことにウケてくれる。3、しのはらがお酒を飲むと喜んでくれる。嬉しくなってシードルも飲んだ。

ブレッツカフェ クレープリーのガレット

クレープも食べた

来月ホテルステイをするので、その服を見に行こうという話になった。ハイクラスのホテル、何を着ていったらいいんだ……?という話をしながらミロードを見てルミネを見て、ワンピースを一着買った。

夜ご飯は六本木で、兼ねてから食べてみたいね〜と話していたエジプト料理を食べに行った。

内装

内装や食器、テーブルクロスにもこだわりが見られて(そんなのどこで売ってるんだという感じで)かなりよかった。タヒーニ(白ゴマのペースト)、タジン鍋を食べる。

クシャリ

絶対に食べたいと思っていたものその1、クシャリ(コシャリ)。「マリク・イシュタールの好物はコシャリ」という今後の人生で使うことのないであろう知識。パスタと豆類が混ざった米料理で、味付けは日本人にも馴染みやすく(トマトベースだった気がする)、豆類の食感もよくおいしかった。

ハマム・カッシ(鳩の丸焼き)

絶対食べたいと思っていたものその2、鳩の丸焼き。エジプト料理と言えば鳩の丸焼き……らしい。そうなんだ。味は鴨とかそっち系の若干臭みのある肉で(友達談)、結構筋があり、中に風味づけされた米が入ってておいしかった。バグラヴァ食べたかったけど、さすがにお腹がいっぱいだったので断念。食べたもの全部おいしかったし一日楽しかった。

・28日(土)

WEBオンリーの日。展示する漫画を、映画を観ながら描いては消し描いては消ししていたら……完成する前に期間が終了してしまった。すみませんでした。映画を観ながら作業するな。

・29日(日)

横浜ブルクにガルパンを見に行く。横浜ブルク、最寄りの映画館というわけじゃないんだけど、痒いところに手が届くラインナップで、実質ホームと化している。映画を観て大満足の気分で、桜木町から伊勢佐木町まで歩く。大通り公園で本を読んで、普段食べないものを食べようと思って横浜橋商店街バインミーを買って食べた。ハード系のパンが水気のある具材で湿ってる感じ、嫌いじゃない。あと単純に具がおいしかった。

 

10月はそんな感じ。11月は旅行(これを書いている時点では終わっている)、宝塚、歌舞伎、ホテルステイ……とぼちぼち予定があるので、とりあえず何とかやっていこう。