Audibleで元を取りたい/PEANUTS cafeのコラボカフェしぐさ

振り返り

今週は本当に何もしなかった。一週間の勉強時間は19分。舐めてるのか?

仕事が特別立て込んでいたというわけではなく、むしろトラブルはあったもののかなり早く退勤してたのだけど、単純に怠けていた。夕飯を食べた後、ダラダラして寝落ち→変な時間に起きる→寝直すけど目覚めがよくない、を繰り返し、昼間のコンディションも抜群!という感じではなかった。2022年後半の目標の一つに「生活の習慣化」があるので、自分がベストコンディションになる生活習慣を身につけたい。

 

読んだ本

合わない気がして無料お試し期間のうちにやめようと思っていたAudible、アプリを消しただけで退会できておらず、まったく聴いていないのに1,500円支払っていたことに気づいた。
貧乏性が故に、支払ってしまったからには元を取りたい!ということで、今週は2冊聴いた。よかった部分を振り返るのが難しいけど、散歩や家事をしながら聴けるのは意外といいな……。8月で退会しようと思ってたけど、もう少し続けてもいい気がしてきた。おすすめがあったら教えてください。

鈴木祐『無(最高の状態)』

これはKindle unlimitedで読んだ。いま現在、大変恵まれた環境にいるにも関わらず、大なり小なり常にクヨクヨしていて、無我の境地に至りたいと思ったので。自分の中の悪法を書き出し、自分自身に「二の矢」を刺さないように心がける、というのはなかなかいい。参考にしたい。
ところで筆者、心理学者か何かだと思ってたけど「サイエンスライター」って何?

柞刈湯葉横浜駅SF』

Audibleで聴いた1冊目。横浜への興味・関心が高まっているので、聴いたほうがいいのかなと思って……。ちなみに「横浜」要素は全然なかった。
面白いことは面白かったんだけど、面白く感じた部分は「6歳以上の人間は、体内にマイクロチップを埋め込み『Suika認証』を受けないと横浜駅に立ち入ることができない」「古代地層から発掘された『18きっぷ』」「伊勢湾の底に沈んだ古代都市名古屋」などの現実とのギャップ、すなわち「ネタ的面白さ」であって、物語の推進力や人物に魅力を感じて……ということでは全然なかった気がする。単純にSFを読む才能が乏しい可能性もある。
横浜駅は永遠に完成しない日本のサグラダファミリア、のように揶揄されるが、人間が「完成形」に向かって生きているわけではないのと同じではないか、みたいな後書きが一番よかった。

宇佐見りん『推し、燃ゆ』

Audibleで聴いた2冊目。「推し」がファンを殴って炎上したところから物語が始まる、ということだけ知っていたので、その真相を追うミステリーなのかな〜と勝手に想像していたがそんなことはなく、「推し」を「推す」ことの救いと業……という感じだった。「近づきたいとは思っていない、むしろ隔てる距離だけ優しさがある」「でも彼が見ているものを自分も見てみたい」という主人公の思想は、かなり分かる。
詳細は書かれていないが、主人公はおそらく発達障害とストレス性の病気を抱えている。「推しくん」を推しているときだけは、自分自身のままならない重さから逃れることができる……というのが、なんか……。「周りの標準に至ることができない感覚」みたいなものを描かれると、ウワー! という気持ちになる。
「二足歩行はうまくできない、這いつくばって生きるのが自分の姿勢」というラスト、希望とも諦念とも覚悟ともつかない後味があって、よかった。人生……(最近何につけても言ってしまうワード)。
それにしても、「推し」「推す」という文化?、すっかり定着したけど、やらない人には結構奇怪なものじゃないのかな。自分はオタクのくせにガチ勢と言えるほど何かを熱烈に推すことは少ないんだけど、人生や生活と直結しない・熱中できる対象物、あったほうが精神衛生的にいいと思う。オタクではない人の言うところの「趣味」がそれなのか。一番近い概念はやっぱり「信仰」だろうか。

 

スヌーピーミュージアムと PEANUTS cafe

土曜、海沿いを散歩する予定だったがあいにくの雨でスケジュールを急遽変更。パートナーにどこに行きたいか聞いたら、スヌーピーミュージアムを提案してくれた。
しかし、『PEANUTS』をまったく読んだことがないのに行くのは気が引けたので、付け焼き刃ながら、金曜の夜に角川文庫の『SNOOPY COMIC SELECTION 60‘s』『70‘s』『80‘s』『90‘s』を読んだ。 あの〜、こんなことを言うのはとても恥ずかしいんですが……『PEANUTS』かなり面白いですね……。初見感想?

(『SNOOPY COMIC SELECTION 60’s』p.40-41`)

ウィットに富んでいるというか、エスプリが効いてる。スヌーピーとチャーリーブラウンの関係性(チャーリーがちょっと邪険にされているというか、スヌーピーの中では「エサをくれる丸頭の子」という認識)、かなりいい。全人類が知ってることを言ってすみません。
これを50年続けたの、素直にすごすぎるな。シュローダーの楽譜での表現や、1コマ漫画なんかも非常によくて、この機会に読んでよかった。

スヌーピーミュージアム自体は、美術館というよりエンターテイメント的要素が強く、漫画の展示+キャラの解説+ちょっとだけ原画の展示、という感じだった。 PEANUTSにわかの自分にはちょうどよかったけど、ガチ勢からしたら物足りないかもしれない。展示の仕方は小洒落てて、見ていて楽しかった。

今回、パートナーが好きな「ウッドストック」の特別展示がやっていた。

ウッドストック語のキャプション

全然知らなかったけど、ウッドストックスヌーピーたちと違い、「、、、、」のような点のみで構成された「ウッドストック語」のようなものでセリフが書かれる。こういうのも目から鱗だ。

展示を見た後、併設されているPEANUTS cafeに行った。 ウッドストックの特別メニューがかわいいな〜と見ていたら、自分の大好きなルートビアフロートがある!! ちなみにウッドストックルートビア3杯で眠りこけてしまうらしい。
そんなわけで、ルートビアフロートとサンデーを頼んだ。全体的にメニューがアメリカンで、コンセプトカフェなのに良心的な値段と量でよかった。心の中のアメリカンキッズが大喜びだった。

 

ルートビアフロートとコースター

 

 PEANUTS cafe、飲み物1点につきコースターが1枚もらえる仕様で、コースターが飲み物の下に敷かれずに裏返しで出されたため、「コラボカフェじゃん……!」と一人でウケてしまった。パートナーはオタクではないので、彼女に「コラボカフェではドリンクにコースターの特典がつくことが多い」「推しのコースターのためにドリンクファイトが行われる場合がある」「コラボカフェという場では交換という文化がある」などを説明してしまった。お、オタク……。

 

UMBRELLA ACADEMY 観せてもらった

連休最終日、フォロワーさんが自宅に遊びに来てくれて、Netflixで『UMBRELLA ACADEMY 』を観せてもらった。遠方から来ていただいたのにマジで何のおもてなしもせず、ただドラマを観せていただくだけで帰すような形になってしまい、これじゃあ◯◯モクならぬ……カンモク(鑑賞目的)?……と反省した。ありがとうございました。
話が普通にめちゃ面白くて……。いま、Netflix加入への並々ならぬ意欲と、「絶対に寝る間も惜しんで見てしまう」という恐怖の間で戦っている。

 

今週はそんな感じ。今日まで三連休だったから、今週は平日が4日でラッキーだ。今週もほどほどに頑張ろう。