エンバンメイズ・SOアニメ(4月の日記)

月次締め。4月、マジで特に何もしてなかったな……。特に書くことがない。そしていま、日記を書いて公開するということに対して「何か(人生の充実さなど)のアピールみたいだな…」という気持ちになっていて、あんまり書きたくなくなってしまった。でも書いておくと後から振り返れるので、今月も簡単に……。

仕事のこと。3月はどうなることかと思ったし、4月は4月で社会保険料に響くのでは……というくらい残業する日もあったのだが、今は落ち着いている。周りの人が本当によくしてくれるので、感謝の気持ちしか稚内。昇給もしてくれるし、本当に……ありがたい。このご恩は仕事を頑張って返します。仕事へのモチベーション、マジで「周囲への恩返し」かもしれない。

あと、ツイッターから離れてブログ書こうみたいなこと言ってたのに、結局書かなかったな。

 

観た映画

『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』(2022)

おもしろかったことはおもしろかったんだけど、とにかく情報量が多くて観ている最中からかなり疲れた。中年女性のマルチバースであり、親と子の話(母と娘、娘と父)であり、どうにもならない人生や関係を肯定する、いま世に出す意味がある作品だな〜と思った。が、緩急の付け方、音楽、映像、いろんな点に対して「観ていて疲れた」という気持ちが大きすぎる。

あと、自分が人生に対して「こうしていれば何か変わったんだろうか」みたいな気持ちを持たなくなってしまったので、その点でも「マルチバースの成功者の自分」というギミックに共感しにくかった。自分の人生、しょうもないなりに満足しているが、このまま逃げ切りたい・なるべく早く終わってほしいと、いまも・常に・心から・思い続けており……。「無価値だとしてもこの人生を大切に」、と主人公のように人生に向き合うことがいつかできるのだろうか? そうなれないことは自分が未熟だからだろうか?

まあ、自分が最近こういう感じのテンションということもあって、もう一回観たらまた違った感想を持ってより好きになれる話かもしれないなとも思った。

読んだ漫画

田中一行エンバンメイズ』1〜6巻

いま田中一行先生の『ジャンケットバンク』をヤンジャンで読んでいるのだが、めっちゃおもしろい。最近読んだ中で激ハマりしている。評判がよい先生の前々作も読んでみた。

ジャンケットバンクと比べて読むことで、作者の方が描きたい・おもしろいと思うことが一貫してるな〜としみじみ感じた。こちらもハッタリが効いてておもしろい。ダーツという単純な競技に対して、ゲームのアイデアも豊かだし。

明らかにジャンケットバンクでブラッシュアップされたなと感じた点もいくつかあった。まずは女性の扱い。「そういうキャラ描写」だと分かっているが、華原の恋人たちの描写とか、「写し身」紹介シーンの女子大生とか、ああいう描かれ方が続くの……ふつうに嫌〜!! 基本強化ダーツ人間しか出てこない今作だけど、濃い男性キャラを描写するための女性の扱いに若干引いた。これで濃いめの女性キャラが出てたら気にならなかったかもしれないけど、唯一のメインの女性キャラであるヒロインが、いかにもベタなヒロインという感じ(悲惨な過去があるのに愛嬌があって芯が強い女性)なのがなあ。

あとは舞台立て。闇のダーツ学園とか謎の組織とか、ツッコむのは野暮なんだけどなんかちょっと……ホビアニっぽい。ジャンケットバンクの「銀行が賭場」が別にリアリティーがあるとかではなく、ふつうに「そんなわけないだろ」ではあるんだけど、ちゃんと銀行側のドラマがあり物語を動かす力になっているので。そこらへんも洗練されてるなと思った。

ゴチャゴチャ書いてしまったが、基本的には非常におもしろかった。ジャンケットバンクでも思ったが、クセの強い人間の言動に説得力があるのがいい。田中先生、そういう点でもアイデアマンだな。「“健康”っ!!!」あたりのワードチョイスもシンプルだけど光っている。一番好きなのは……華原戦かな。敗者を惨めに描きすぎないところがいい。過激だったり悪趣味だったりする展開も多いけど、本気の露悪はやらない匙加減が好き……と思うんだけど、好意的に見過ぎかな?

ああ、ジャンケットバンクともども、もっと人に読んでほしい……。しかし、例えば女性向け同人人気とかで話題になってほしくない……。アニメ化するならネットフリックスとかでお願いしたい……。

観たアニメ

ジョジョの奇妙な冒険 ストーンオーシャン

アニメやってるな〜、ネットフリックス登録しないとな〜と言いながらずっと先延ばしにしてて、フォロワーさんと通話してようやく重い腰を上げた。見始めたらすごい速さで観てしまった。時は加速する。

漫画を読んだのがだいぶ前なので、マジですっかり忘れているところ(囚人たちはグェスとジョンガリ以外ほぼ忘れていた)と、アニメ化でセリフが変わったと分かるほど細かく覚えているところがあり、どこが記憶に深く残っていたのか分かっておもしろかった。

ジョジョでは6部が一番好きなんだけど、いったい何故だろうと考えていた。マジで何故だろう……痛くて汚くてありえない展開も多いし、他の部に比べてゴールが不明確じゃないか? 「プッチの計画を阻止する」が最終的なゴールになるんだけど、その計画(=プッチが目指す天国)が何か分かるの、本当に終わりのほうだし……。でも展開に迷いがある?感じ、バランスがいいとは言えないペース配分というかテンポ感、そこも含めて好きで……。6部読んでたのが自分の人生に一番迷いがあった時期だからかな。

あとはまあ、エンリコ・プッチが好きだから、というのは大きな理由の一つです。アニメで見直したら記憶よりいろんな意味で味わい深かった。大仰な言い回しや神聖な雰囲気の見た目に反して、舐めプからのウオオオオオ(焦り)みたいなシーンが多いし。結構テンパりやすい自分を自覚して解決法(素数を数えるんだ……)を用意してるのだろうか……。ともかく、プッチの……ままならなさというか……悲劇を克服できない人の弱さというか……そういうところが本当にいい。どうしようもない人だと思うけど、そこがいいまである。かわいそうな過去をもった悪役のかわいそう部分に、だから仕方ないのよ!分かってあげてよ! と思うことはないけど、起こったことを処理できずに道を誤って行き着くところまで行っちゃう感じ、自分もそっち側の人間だ……と最近よく思うよ。

特に回想シーンが(声優さんの演技や声質がハマっていたのもあって)かなりよかった。少年のプッチがペルラの亡骸を抱いて「彼に会いたい…」と言い出すのがめっちゃ好きだったな、と思い出した。本当につらい現実と向き合わないといけないとき、ああいうふうに思考を逃して精神を守ること、ふつうにあるよな……。あと、DIOとのイチャつきシーンがなんかすごくて、2人が画面に映るたび萌えで何も考えられなくなった。

そのほかのこと

・4日(土)

高校の頃の友人と5年ぶりに遊ぶ。仕事で関西方面に行ったことは知っていたのだが、数年前に帰ってきていたらしい。連絡をもらって知ったのだが、まさかの隣の隣駅に住んでいたのでおもしろかった。テラスモールに行き、『エブエブ』を観た。5年の人生について話したり、(お互いオタクなので)ハマってたジャンルについて話したりした。友達は一緒に買い物するとか気軽にポンポンものを買うので、見てて気持ちいいな〜と思った。自分も春服を買い、また近いうちに遊ぼうと言いあって別れた。前回もそんな感じで別れて5年経ったけど、次会うのが5年後でもこんな感じで会って別れるかもなと思った。

・8日(土)

A氏と互いのスカジャン姿を撮影する会をやる。場所は伊勢佐木、野毛、黄金町あたりのいわゆるガラ悪いエリア。これがかなり楽しかった。普段写真を撮られることが少ないのでかなり気恥ずかしかったが、一緒にいるときに写真を撮ってくれる人、自分との時間を形に残そうとしてくれている……とちょっと感動する。あと、撮る側としてはポートレートかなり好きだな。コインランドリーとか電話ボックスとか、サブカルっぽい(?)場所で人を撮るの、楽しすぎる……。

最後に中華街で写真を撮ったんだけど、普通にコスプレイヤーが歩いていてよかった。「あの人たち圧強っ」って言われてたよ、とA氏に教えられ……嬉しかった。イキりオタク! まだ撮った写真を現像してない(写ルンですで撮った)ので、見るのが楽しみ。

・22日(土)

A氏と岸根公園にピクニックに行く。横浜駅で買ったメルヘンを芝生の上で食べ、コスタコーヒーを飲む。コスタコーヒーのフラットホワイトかなりうまい。小さい頃持っていたおもちゃや部活の話などを何となくした。隣のグループが大学生のサークル?か何かの大所帯で、解散前に写真を頼まれたりした。

思ったより寒かったので、横浜駅に戻ってショッピングをする。ジョイナスカレーハウスリオを食べ、A氏はネイルとリップとイカしたズボン、自分はハンドメイドのピアスと古着のベストを買った。ベスト、そもそもいったいどの季節に着るんだ……?と思うし、黒地に金の模様というかなりのイキリ・スタイルで、いつ着るんだ……いつまで着れるんだ?と思ったが、ここまでほしいという気持ちになったら買わないと後悔するな……と思って、買ってしまった。

 

簡単に……と言いながらめちゃくちゃ長々書いてしまった。来月の予定は、(会って祝えるかは不明だが)友達の誕生日、ムビナナ、客先との食事会。今月もそれなりにやっていこう。