まさかの6月の月次締め。やろうと思って先延ばしにしていた。労働がマジで忙しかったのもあるし、何か「ブログを書いている自意識」みたいなものが気になって、嫌になってサボっていた。全部書こうとするからいかんのか？ もう上げなくてもいいか……という気持ちもあるんだけど、とりあえず下書きを蔵出しする。
読んだ本
遠藤秀紀『ニワトリ 愛を独り占めにした鳥』
先月北斎の展示を見て、「何で他の鳥でなく鶏がこんなに普及したんだろう？」と思って読んだ。おもしろいことはおもしろいんだけど、とにかく言い回しが大仰。例えば、こんな感じ。
白色レグホンの次に来るニワトリは何か。野球でいえば二番打者だろう。二番に誰を抜擢するかは監督のチームづくりの表現である。残念ながら私には拙著をたった一人の二番打者で闘っていくほどの自信はないが、掲げる二品種は、マレーとミノルカだ。ニワトリ界の要たるこの両者に、二番打者の栄誉を授けたいと思う。
ふん、おもしれー新書……。ところで自分の疑問に対する答えはこの本の中で提示されているけど、まあ「推測」の域を出なくて、納得できるような……そうでもないような……。
あと、宮口幸治『ケーキの切れない非行少年たち』も読んだけど、勉強になったな……以外の感想があまり出てこない。
読んだ漫画
波切敦『レッドブルー』1〜6巻
○話無料公開！みたいなキャンペーンで読んで、おもしろかったので。気になったりおもしろかったりする作品は気軽に買っていいし、もういいかな……という作品は気軽に追うのをやめていいことにした。別に最後まで読まなきゃいけないってこともないし。
おもしろかったところ。主人公が根暗というか陰キャというか……素直に性格が悪いところ。「性格が悪い」というのが作中でも認識されていて、不快感がないところ。むしろこのくらい歪みがあったほうが共感できる……と自分なんかは思う。
あと大事なのが、めっちゃ絵が上手いところ。体の動きが分かりやすいし、線の強弱があって、見てて気持ちいい。
ところでジャンプでもMMAの連載が始まった。自分は『レッドブルー』のほうが好きだけど、川田先生の作品から感じる……何ていうの？無骨さと……ある程度計算された誠実さというか……そういうところが好きなので、こっちも気になるな〜。あと『火ノ丸相撲』は主人公とヒロインの関係性に萌えたので……『アスミカケル』にも期待しています。
葦原大介『ワールドトリガー』26巻
これは「続きを待ってるほう」の漫画。葦原先生ってホントにゲーム（システムやルールづくり含む）が好きなんだろうな……と思った。
ワートリ、「登場人物に頭のいいキャラしかいない」とかよく言われるけど、よくも悪くも本当にそう……とこの巻で再認識した。作中で割と「できない子」扱いの麓郎ですら、自分の欠点に気づいててなんとかしようとしてるの、全体的に賢すぎるだろ。自分が17歳のときとかこんな理性はなかった。感情的なキャラとして描かれてる葉子ちゃんも「自分が感情的になって抑えられなくなってしまう」ことを認識してるっぽいの、なぜみんなこんなに自己・他己分析ができてるんだ？ まあしかし、「若者なのにみんな賢すぎないか？」「組織の上位層と言ってもこんな賢い若者ばっかりってことないだろ」とは思いつつ、「賢いキャラしかいなくてつまらん」にならないのが葦原先生の力量だな〜と思う。
にしても、葉子と華……。ベタベタイチャイチャした湿度がなく、お互いへの信頼と1人で立つプライドもあって、マジでこの2人って……。葉子と華最高。葉子と華最高。葉子と華最高。
観た映画
『スパイダーマン アクロス・ザ・スパイダーバース』
1作目がかなり綺麗に終わったので、蛇足にならないか？と思いながら楽しみにしてたんだけど、かなりよかった。映像美と世界観が直結している映画だなと思う。
観たドラマ
『アンナチュラル』
『MIU404』
感想は 別の記事で書いた通り。話題の作品は話題になるだけの理由があるんだから、気になったときに観たほうがいいな〜と思った。
https://musizuwalk.hatenablog.com/entry/2023/06/19/121008
以下、日ごとの記録。
・9日(金)
職場の飲み会。ホグワーツ魔法学校か？みたいなギミックがあるバーで、そこがかなりよかった。あと、同じ部署の人しかいなかったこともあってか、珍しく終わった後にグロッキーな気持ちにならずに済んだ。
どうでもいいが前に人の日記で「飲み会の席（ガチャ）で当たりを引いた」みたいな書き方を見てから、「自分の近くの席、周りの人間にとって外れだろうな……」みたいな自意識が若干生まれてしまった。よくない考え方だから早く忘れたい。
・11日(日)
A氏の家に遊びに行く。本当は遠出する予定だったけど、彼女が足を捻挫したため。私も彼女も厄年など信じない派だったが、厄祓いしたほうがいいかもね……という話をした。
南インド・ネパール料理店に行く。最近よく思うけど、インド・ネパール料理って一括りにされているけど、たぶん結構別物だよな？ 味はスパイスが効いてておいしかった。
一緒に『ワイスピ』を観たけど、記憶がない。
・15日(木)
職場の人たちに誘ってもらって、野球を観に行く……はずだったのだが、雨で試合中止になってしまった。そのまま解散すればよかったのだが、一杯飲んで帰ろうという流れになり、飲んで帰った。なんか……ずっと早く帰りて〜と思っていたし、こういうところでうまく「自分はもう帰りますね〜」と言えるキャラになりたい……と思った。
・23日(金)
「この後飲みに行こうと思うんですけどどうですか？」という流れで、仕事の人たちと飲んで帰る。こういうのって本当にあるんだ。っていうか、なんか職場の飲み会ばっかりしてるな……。「自分はちょっと……」という勇気がないばっかりに……。先週の反省はどうした？と思いつつ、メンバーがよかったのか比較的楽しかった。
・24日(土)
大学の友達と遊ぶ。友達が横浜に来てくれて、Stray KidsさんのMVの聖地巡礼をした。
スキズさんのことは友達から聞いてる程度の知識しかないのだが、みんなかわいいな。芸能活動をしている人を推すって苦しい部分もあるけど楽しそう。生活に彩りが生まれるというか、1枚レイヤーが加わるというか。そしてこのMV、ドリー夢小説みたいでちょっとくすぐったいな。こういうのもあるのか。
メンバーを知るために見せてもらったMV。こういうメンバー紹介系のやつ、二次元以外もあるんだ……。三次元だともっとドルオタ向けというか、日本の女性アイドルとかでしかないのかと思ってた。HANさん（友人の推し）とマンネの人（I.Nさん）は顔を覚えたぞ。あと一番気になるのが、肩幅 like 太平洋で腹筋板チョコの人。
エアキャビンに乗り、大桟橋に行き、THE BAYSでケーキを食べた。ハマスタで試合が行われてて、試合の様子が見えなくても熱狂が聞こえてくるのがなんかよかった。MVに出てきた古着屋にも行って、聖地巡礼って自分では行かないところに連れてってくれるのがいいよな〜と思った。
夜はあまりお腹が空いてない＆お酒が飲みたいという気持ちから、あまり入ったことがない……と怯えつつ中華街のギリシャバーに入った。
ウゾのオレンジ割を飲み、ムサカとチーズを食べ、ギリシャのビールを飲んだ。バーって馴染みのない文化だけど、1人で飲むのも人と話すのもできそうて、こういうところで「行きつけの店」みたいな居場所があったら、結構いいだろうな……と思った。
・29日(木)
友人の引越し先に遊びに行った。何をするか全然考えてなかったので、何となくおうちでお土産のベンズクッキーを食べて、何となくゲームをして、何となく大宮に出て、何となくカラオケに行った。お昼に叙々苑、夜に寿司を食べて、「オタクのイベント後の打ち上げみたいだな……」という話をした。
昔は毎週のように通話したり毎月のように会っていたりした友人と、物理的距離や時間的融通によって頻度が下がってしまうこと、仕方ないけど寂しくも感じる。あと何回、何時間こうして一緒にいられるだろう……とも思うし、そういう他人への思い入れは精神的に健康にならないからやめろよ……とも思う。
終わり。
