2023年に読んだ本

2023年の読書メーター
読んだ本の数:21
読んだページ数:6654
ナイス数:66

君の地球が平らになりますように君の地球が平らになりますように感想
前作?『愛じゃないならこれは何』がよかったので。でも今作の収録作のほうがもっと好き。大仰な比喩を使った感情表現が鮮やかで、あまり共感の余地はないけど「あるだろうなあ」と思う。逆にそんなに好きじゃなかったのは『大団円の前に死ぬ』で、感情面はともかくリアリティを出す描写が好みじゃなかった。
読了日:12月29日 著者:斜線堂 有紀
空飛ぶ山岳救助隊 (ヤマケイ文庫)空飛ぶ山岳救助隊 (ヤマケイ文庫)
読了日:12月14日 著者:羽根田 治
ドキュメント 単独行遭難 (ヤマケイ文庫)ドキュメント 単独行遭難 (ヤマケイ文庫)
読了日:12月12日 著者:羽根田 治
ヤマケイ新書 山岳遭難の教訓 --実例に学ぶ生還の条件--ヤマケイ新書 山岳遭難の教訓 --実例に学ぶ生還の条件--
読了日:12月12日 著者:羽根田 治
ドキュメント 滑落遭難 (ヤマケイ文庫)ドキュメント 滑落遭難 (ヤマケイ文庫)
読了日:12月10日 著者:羽根田 治
ドキュメント 気象遭難 (ヤマケイ文庫)ドキュメント 気象遭難 (ヤマケイ文庫)感想
腕を折ってからドキュメント遭難シリーズを読みまくっていたんだけど、気象遭難が一番過酷で恐ろしかった。
読了日:12月10日 著者:羽根田 治
ドキュメント 道迷い遭難 (ヤマケイ文庫)ドキュメント 道迷い遭難 (ヤマケイ文庫)
読了日:12月08日 著者:羽根田 治
これで死ぬ アウトドアに行く前に知っておきたい危険の事例集これで死ぬ アウトドアに行く前に知っておきたい危険の事例集
読了日:12月08日 著者:羽根田 治
若草物語 (光文社古典新訳文庫)若草物語 (光文社古典新訳文庫)感想
子供の頃児童向けの訳で読んだ記憶がうっすらある。アメリ教養小説の古典。分かりやすい小さなドラマの中に『天路歴程』から得た思想・影響が背骨として通っている。良妻賢母的思想と自立した女性像の二つが見える点でフェミニズム文学としても新しかっただろう。しかしワイルダーもそうだけど、作者の壮絶な家庭が美しい家庭小説として昇華されてるのは何というか……胸が苦しくなる。あと、普通にジョーが最高。
読了日:12月08日 著者:ルイーザ・メイ オルコット
毒があるのになぜ食べられるのか (PHP新書)毒があるのになぜ食べられるのか (PHP新書)
読了日:11月30日 著者:船山 信次
夜間飛行 (光文社古典新訳文庫)夜間飛行 (光文社古典新訳文庫)感想
イメージとは印象が違った。描写はとても美しいけどテーマ?はシビアだ。あと最近アンディ・ウィアーを読んだからパイロットが生還すると思い込んでたよ。「最優先されるべき原則は個の幸福を守ることではないのだろうか? だが自分がそれを破壊したのだ。とはいえあらゆる金色の聖域は、いつかは蜃気楼のように消滅してしまう宿命にある。(略)おそらくは救うべき別の何か、より永らえる何かが存在するのだ。おそらくは人間のその領域に属するものを救うために、リヴィエールは働いているのではないか。」
読了日:11月21日 著者:アントワーヌ・ド サン=テグジュペリ
世界史を大きく動かした植物世界史を大きく動かした植物
読了日:11月20日 著者:稲垣 栄洋
プロジェクト・ヘイル・メアリー 下プロジェクト・ヘイル・メアリー 下感想
『火星の人』を読んでいたので、これも(行きて帰りしならぬ)「生きて帰りし」物語なんだろうな、と思っていたので結末に驚いた。「臆病者」だった主人公が、ロッキーとの友情を通して変化したのを感じた。下巻も次から次へと問題が発生するが、知識・技術・仮説と実験・そして諦めない心で試行錯誤して問題を解決する。人間讃歌だ。あと文体がマジでいい。「重力があるとカップを、ないとパウチをさしだすのは、考えてみるとなかなかクールだ。<ヘイル・メアリー>のイェルプレビューを書きこむ時には忘れずに書くようにしよう。」
読了日:11月06日 著者:アンディ・ウィアー
プロジェクト・ヘイル・メアリー 上プロジェクト・ヘイル・メアリー 上感想
SF、そこまで得意じゃないんだけど、噂通りに面白かった。ここはどこ?私は誰?という状態から物語に引き込まれ、次第に謎が明かされて、物語が安定してきたな……と思っていたところでロッキーとの遭遇。飽きさせないための起伏がしっかりしている。科学的なあれやこれやは、自分に知識がない故に「なんかそれっぽいな」くらいの感想に留まった。面白いけどね。『火星の人』同様に、主人公の語りがいい。
読了日:10月31日 著者:アンディ・ウィアー
奇書の世界史 歴史を動かす“ヤバい書物”の物語奇書の世界史 歴史を動かす“ヤバい書物”の物語感想
タイトルに惹かれて。Modest proposal、野球害毒論、ヘンドリック・シェーンは知ってたけど、全く存在を知らない文書や、今では信じられないけど昔は一般的だった言説がいろいろ出てきて面白い。特に面白かったのは武器軟膏の話。ハイヤームの『ルバイート』は内容がよかった。 『権威や、自身の主義主張に沿った物語をつい信じたくなるというのは、いつの時代においても人間の基本機能なのかもしれません。そしてそれが基本機能であるということは、それが「生存に有利をもたらす機能」だった(時期がある)ことも意味します。』
読了日:09月30日 著者:三崎 律日
たのしいプロパガンダ (イースト新書Q)たのしいプロパガンダ (イースト新書Q)感想
コテンラジオ「ゲッペルス」に出てきたので。表紙のインパクトで気になっていたけど読んでいなかった。この本ですでにウクライナとロシアの問題が出ているの、ああ……という気持ちに。『永遠の0』『紺碧の艦隊』『風立ちぬ』を比較した右傾エンタメ評が面白かった。本筋ではないけど、「考えてもみれば気味の悪い話ではある。現実の堀越の妻の名前は「菜穂子」ではないし、そもそも戦時中に堀越と死別していない。『風立ちぬ』は、宮崎の「妄想」にほかならない。にもかかわらず、それが美麗なビジュアルでもって全世界に発信されている。」笑
読了日:09月28日 著者:辻田真佐憲
侍女の物語 (ハヤカワepi文庫)侍女の物語 (ハヤカワepi文庫)
読了日:08月31日 著者:マーガレット アトウッド,Margaret Atwood
キャロル (河出文庫)キャロル (河出文庫)
読了日:05月16日 著者:パトリシア ハイスミス
この世にたやすい仕事はない (新潮文庫)この世にたやすい仕事はない (新潮文庫)
読了日:05月16日 著者:津村 記久子
太陽がいっぱい (河出文庫)太陽がいっぱい (河出文庫)
読了日:03月31日 著者:パトリシア ハイスミス
スローターハウス5 (ハヤカワ文庫 SF 302)スローターハウス5 (ハヤカワ文庫 SF 302)
読了日:01月31日 著者:カート・ヴォネガット・ジュニア

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