感想0220

10巻あたりからマンガワンでも読むようになったから話は知ってたけど、単行本でまとめて読むと間が空いてない分、とんとん拍子で進んでるような気もする。しかし1巻に別れ話が2つも出てくるとは(みっくんも入れると3つだが)。しかし前に後書きで「恋愛の綺麗じゃないところも描きたい」と言っていた割には、相性や考え方の違いでどっちが悪いわけじゃなく、美しいまま終わったな〜という気もする。

しかし冴子もみわも……難儀だな〜。分かる〜と思うところも、そうか?とも思うところもあり、恋愛……というか人間関係って基本的に難しいしだるいよな、という気持ちを思い出した。でもだからこそ得られる忘れ難い経験やかけがえのないものもたくさんある。丁寧にケアして関係を維持する手間をすっ飛ばして、楽しさだけ得ようとする姿勢が「距離感の読めないコミュ障」のもとなんだろう、と思う。気をつけないといけないことは分かってるんだけどね……。

閑話休題。冴子とみわ、元鞘絶対嫌派だったけど、恋愛相手に依存気味なところや性欲強めなところが似通ってて、結局お互いが破れ鍋に綴じ蓋ということかもしれない。頼られたい割に頼りがいのない冴子と相手に甘えることに躊躇がないみわ、お互いが成長したら上手くいくんだろうな。大方の読者の予想通りこの2人が「付き合ってあげてもいいかな」で終わるんだろうか……。

どうでもいいけど改めて絵がうまい。ファッションがホントにリアリティがあるよな〜。優梨愛のカジュアルよりガーリーな服、本当にかわいい。あとは「あの子は小生意気」の環の去り際がめちゃくちゃいい。今回特に顔にさす光と陰の演出が多くてすげ〜と思った。