感想0226

Five Nights at Freddy's


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原作ゲームは未プレイ(実況等も未視聴)。結構おもしろかった。ホラーシーンは、来るぞ来るぞ……画面いっぱいに顔!バーン!(大きい音)みたいなジャンプスケアが数回。あと大部分は恐ろしげなアニマトロニクス、みたいな感じで、全体的にあまり怖くなかった。作中ではっきり謎が明かされるし、ラスボスも生身の人間だし……。PG12だけあってゴア描写など不快感を伴うシーンも少なめ。でもフレディ(?)が家まで迎えに来るの、それ普通に反則だろと思った。

何気に主人公のドラマがよかった。過去の傷を追いかけるのをやめて目の前にいる大切な存在に向き合う、みたいな展開は『エスター』に通ずるものがあるかも? だって実際、この妹がかわいいんだ……。妹の描く絵に必ず兄が描かれているところところとか、「弟が誘拐されなかった世界」へ誘惑されたときに一瞬入る妹の髪を撫でるカットイン、ちょっと泣かせるもんがある。それでもって最後のピースが「空想に浸って絵ばかり描いている妹」の手に委ねられるのもいい。細々気になるところはあったけど、主人公の成長というドラマがしっかり描かれてたので好印象でした。ところで作中のアニマトロニクスVFXでなく本物らしい。表情のニュアンスが絶妙すぎる。映画全体を通してそこが一番すごい。

あと当たり前のことだけど、映画って映画館で観たほうが集中できていいな。どんな作品でもそれなりの集中力を持って観たほうが絶対にいい。iPadで観る映画、感想を書けるほど集中して観れてないことが多いから……。1月から早速映画館に行きそびれたけど、気になった作品はなるべく映画館で観るようにしよう。

Helluva Boss


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 Hazbin Hotelを観たのでこちらも観ました。目的がはっきりしてるHazbin Hotelと違い、日常ものというかキャラの掘り下げや関係性自体が主題という印象だった。個人的には背筋に太いストーリーが通ってるほうが好きかな。でもキャラクターがよくて、BlitzoとStolasの関係に萌えながら観たし、それを意図した作品だと思います。Blitzoにベタ惚れなStolasかわい〜。あとStolasがOctaviaを精一杯大事にしてて、Viaも父親のことが本当は好きだけど自分が捨てられるかもしれないという恐怖があり……というのが切ない。両親の不和を感じる子供の描写、いくつになってもつらいもんがあるな。BlitzoとStolasがうまくいく以上に(ここはうまくいかなくても萌えなので)、この父娘に仲良くいてほしい気持ちが強い。この先どうなるのかな〜。

それにしてもFワードと下ネタが多すぎる。Ozzieの店とかExes and Oohsとか、自分の中に面白がる酵素がないタイプの下ネタでややキツいな〜と感じました。

ファンタスティック・ビーストシリーズ3作

A氏が観ているというので観た。特に一作目のラストで思ったんだけど、ここまで魔法で何とでもなる世界で危機感を演出するの難しくないか? 何より一作目から二作目で「クリーデンスは実は死んでませんでした」「ジェイコブは実は記憶が完全に消えたわけじゃありませんでした」という展開をやってて、もうこれはそういうシリーズなんだ……と、正直話半分で観てました。

あとスターウォーズ並みというかガンダム宇宙世紀並みというか、いろんな後付けが付加されていく様が「その余白を埋めるのか」みたいな驚きがあった。でもジュード・ロウブルドアとマッツ・ミケルデバルドが公式でロマンス関係があったことがはっきり描かれてて、やるね〜と思ったのでワーナーブラザーズに10点です。

ツイステッド・ワンダーランド6章

今年の初めに読み終えたんだけど今更感想。タワー攻略はかなりハイストレスだったけど、ストーリーはメインの中で一番好きでした。どうにもならない人生にどうやって光を見出せばいいの?という問いに対する「好きなアイドルや待っている作品があるということ、そういうつまらないくだらないことでも世界を愛していい」というアンサー、ふつうにいいメッセージだな……と受け取りました。メインになるシュラウド兄弟の結末も感動的なもので、5章までのいろいろ気になる展開に比べて完成度が高かったように思う。

そんでもってハイストレスだったけどタワー攻略メンバー、特にリドルとアズールのやりとりがマジでよかった。ここ2人が仲良くなっていく様子も萌えたし、それぞれキャラクターとして好感度が爆上がりでした。アズールって本当に人生を謳歌しているんだなと分かって……「人生を楽んでるキャラ」って享楽的だったり刹那的だったりするキャラが多いように感じるのだが、彼は将来に夢がたくさんあり、そのための努力を厭わないところに非常に魅力を感じる。今が楽しければいい、ではなくてやりたいことを諦めたくないタイプ。興味の幅が広くてエネルギッシュで負けず嫌いで社交性があって、もう好きというより憧れる気持ちすらある……。ツイステのキャラで3本指に入るくらい急激に好きになってしまった、人気キャラなので正直認めたくないが……。そしてリドルは一歩引いて周りを見る大人びた一面も見られて、印象変わりました。というかリドルは1章のメンタルが一番やばかったな。

あと、スカラビアのオタクとしては……。最後に帰ってきたジャミルに思い切り抱きついて国中の医者を呼ぼうとするカリム(二次創作かな?)は言わずもがな、

ここもホント萌えました。あのカリムが本気で怒ってる。作中でジャミルからカリムに対する感情はたくさん描かれてて、ではカリムからジャミルに対しては?と常々思っていたんだけど、誰にでも分け隔てなく与えられる友情以上に、やっぱりジャミルは特別なんだ……と素直に萌えでした。

まあそんな特別な友情を一身に受けているジャミルは、キングスカラーお悩み相談室でしごかれていたわけだが……。能力はあるけどそれ以上にプライドが高くて、もっとやれるはずだけど発揮できてないだけという気持ちがあって、ジャミルって本当に狭い世界でもがいてて苦しんでて生きにくそう。前述のアズールとは真逆な感じがたまらん、かわいいよ。ラストのラストでカリムに対する接し方を変えるところ、この2人の関係の変化が丁寧丁寧丁寧に描かれてて、メインでもないのにそんなにいいんですか?と思いました。

7章最新話まで読み終えていて、ひとまず続きが楽しみ。早くシュラウド兄弟が活躍するところ見た〜い。